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ディーラーとしてビギナーズゲームで一番こだわっていたのは、配られた2枚のハンドを見る瞬間の楽しさを伝えることです。他のディーラーより時間をかけてそこの魅力を丁寧に説明して、ポーカーは強いからベットしなきゃいけないわけではなくて、いろんな戦い方ができるゲームなんですということも大事に伝えていました。たくさんのゲームを担当する中で、ビギナーズゲームを終えたお客様から「教えてもらって嬉しかったです」と直接声をかけていただいたことがあり、それが今でも忘れられない一番の喜びです。
キャスト時代からずっと意識していることが、ROOTSの入り口の顔としてふさわしい自分でいることです。来てくださるお客様にとってROOTSの第一印象になるという自覚があるので、お客様の前では自然と背筋が伸びます。ROOTSというブランドのかっこよさに自分をそぐわせていきたいという気持ちが、ずっと根底にあります。
ただ正直に言うと、過去の自分は、自分自身に期待できていなかったです。自分でも甘えていたと思うし、周囲へのリスペクトが足りていない部分もあった。当時の自分を振り返ると、ナンバーワンの場所にいながら、その場所にふさわしい自分にはまだなれていなかったと思います。
そこから変わるきっかけになったのは、何かあるたびに自分より精通している人の考えを聞きに行くようにしたことです。まず自分でお客様にとって一番いい答えを出してから、その方の考えをすり合わせる。それを繰り返していくうちに、自分の答えと教えてもらう考えがだんだんずれなくなってきました。軸は同じで、お客様に楽しんでもらいたいというところはみんな一緒だから、あ、合ってたなという感覚が少しずつ積み重なっていく。自分が意思決定をするチャンスが増えていくにつれて、それが正しかったという経験が続いたことで、だんだんこれでいいんだという自信に変わっていきました。
今はキャストの面談や採用面接にも向き合うようになって、相手の深いところに触れる質問を探せるようになってきました。かつての自分を知っているからこそ、相手と本気で向き合うことの大切さを誰よりも感じています。
まもなくFUKUOKAの立ち上げに、GM(店舗責任者)候補として参加します。かつての自分だったら、このミッションを受けていなかったと思います。もっと慎重にやっていたと思うし、向いてる人がやればいいと一歩引いていたかもしれません。でも今は自分がやるべきだと思えているのが嬉しいですね。特定の突出した能力があるわけじゃないけれど、GMに必要な責任感とバランス感覚はジェネラリストとして積み上げてきた中で身についていると思っています。それに、刺激的なこの会社にいるなら挑戦し続けたい。できるという自信があるというより、できるようになるまでやりたいという気持ちです。
今回のFUKUOKAで目指しているのは「垂直立ち上げ」です。グランドオープンの日から準備してきたクオリティをそのまま出せる状態をつくることが、今回自分たちに課せられたミッションだと思っています。研修期間が変わらない中でそれを実現するのは簡単ではないけれど、だからこそやりがいがあります。
プレッシャーの正体は、どれだけ優れたコンテンツと信頼されるブランドがあっても、現場の運営一つでROOTSへの印象が変わってしまうということへの緊張感です。ポーカーが広く受け入れられる世界を本気で目指しているからこそ、その使命の重さが良い意味でプレッシャーになっています。
FUKUOKAでは、地域の人に愛される施設にしたいです。これまで大切につくってきたROOTSという体験を、福岡のみなさまにお届けできるのが楽しみです。お客様一人ひとりとの関係を大切に、地域に根ざして愛される場所を作っていきたいと思っています。
キャストを目指している方に伝えたいことは、入ってきてくれる一人ひとりの力で場所はつくられていくということです。最初から全部持ってこなくていい。入ってみたら、みんなの力で一緒に作っていける環境があるので、そういう挑戦の気持ちを持って飛び込んできてほしいです。ここでなら、本気で夢中になれる場所を一緒に作れると自信を持って言えます。
※掲載内容はインタビュー当時のものです。